95周年を迎える山本能楽堂の能舞台で、照明デザイナー藤本隆行氏による演出によって現代の技術と魅力が加わった「鉄輪」を上演。
2022年5月7日(土)14:00開演(13:30開場)
前シテ(丑の刻参りの女) 山本 章弘
後シテ(鬼女) 〃
ワキ(安倍清明) 福王 知登
ワキツレ(下京辺りの男)広谷和夫
アイ(貴船神社の社人)松本薫
笛 貞光 智宣
小 鼓 古田 知英
大 鼓 河村 大
太 鼓 井上 敬介
後 見 大西礼久 山田薫
地 謡 杉浦豊彦 吉井基晴 笠田祐樹 山本麗晃
能「鉄輪」 あらすじ
都に住む女(前シテ)は自分を捨てて、新しい妻を迎えた夫の不実を恨んで、その恨みを晴らすために貴船神社へ毎日お参りをし願かけをしている。
今日もお参りに行くと、社人(アイ)から神のお告げを伝えられる。
それは赤い着物を着て顔に朱を塗り、鉄輪(五徳)を頭に載せて、その三つの脚にロウソクを付けて火を灯せば、生きながらの鬼になって、恨みを果たせるだろうというものであった。
女は社人に、そのお告げは人違いだと言いますが、みるみる間に顔色が変わって、恨みを晴らそうと走り去っていく。
一方、夫(ワキツレ)は夢見が悪いので陰陽師の安倍晴明(ワキ)を訪れて祈祷を頼む。
そこで、晴明が祭壇を調えて、夫と新妻の人形を作って祈祷をし始めると、悪鬼となった女の生霊(後シテ)が現れる。
生霊は人形に向かって恨みを述べ、新妻の髪を手に絡め打ち叩き、さらに夫の命を取ろうと責め寄るが、晴明が呼び出した守護の式神に追われ、神通力を失って、呪いの言葉を残して立ち去っていくのであった。