能からみた日本の宗教 vol.4「小鍛冶 黒頭」
能は、寺社文化圏や唱導と関わりつつ、多くの作品を生み出してきました。
室町時代、足利将軍家にも深く浸透し、武家層の中に宗教文化として深く享受され能。
宗教学者釈徹宗先生と共に、能と宗教との関わりについて考えます。
能 小鍛冶 黒頭 (こかじ くろがしら)
前シテ(少年)山本章弘
後シテ(稲荷明神)〃
ワキ(三条小鍛冶宗近) 福王知登
ワキツレ(勅使)喜多雅人
アイ(宗近の下人・来社の神)小笠原由祠
笛 野口亮
小鼓 成田奏
大鼓 谷口正壽
太鼓 井上敬介
後見 大西礼久 樹下千慧
地謡 杉浦豊彦 河村浩太郎 笠田祐樹 山本麗晃
あらすじ
不思議な夢のお告げを受けた一條天皇は、橘道成(ワキツレ)を勅使として三條小鍛冶宗近(前ワキ)に剣を打つように命じる。
宗近は自分に劣らない相槌がいないことで途方に暮れていたが、神頼みをしようと氏神である伏見稲荷に参詣する。
すると、少年(前シテ)が現れ、宗近が勅命を受けたことを言い当てる。
不思議に思った宗近が素性を尋ねたが、少年は答えず、剣の威徳について和漢の故事を語ると、神通力で変身して力添えをしようと言って稲荷山へと消えていった。
自宅に戻った宗近(後ワキ)はしめ縄を張った壇を整え、神々に祈りを捧げると稲荷明神(後シテ)が現れる。
明神は宗近の相槌を勤め、見事に剣が完成する。宗近は「小狐丸」と名付けた剣を勅使に捧げ、明神はまた稲荷山へと帰っていくのであった。
2023年02月12日(日):
日時 |
2023年02月12日(日): 能からみた日本の宗教 vol.4「小鍛冶 黒頭」 |
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料金 | 一般前売 3500円 一般当日 4000円 ※未就学児の入場不可 |
主催 |
山本能楽堂 06-6943-9454 |
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