日本全国能楽キャラバン! 能で巡る大阪「芦刈」ー田蓑神社
大阪を代表する神社の関係者の方々のお話しを伺い、所縁のある能の演目をご覧いただく事で、神社の歴史と能の演目の双方からの相乗効果によって、これまであまり知られていなかった大阪の魅力をお楽しみいただきます。
対談:対談:平岡勉(田蓑神社)×山本章弘
能:「芦刈」梅若猶義他
【プログラム】
<対談>:平岡勉(田蓑神社)×山本章弘
<能>:芦刈
シテ(日下左衛門)梅若猶義
ツレ(左衛門の妻)立花香寿子
ワキ(従者)喜多雅人
ワキツレ(供人)村瀬慧
アイ(難波の里人)茂山千三郎
笛 野口亮
小鼓 荒木建作
大鼓 森山泰幸
後見 山本章弘 生一知哉 松浦信一郎
地謡 上野朝義 井戸和男 大西礼久 池内光之助 梅若堯之
■あらすじ■
都に住む日下左衛門の妻(ツレ)は貧しさのあまりに夫と別れたが、その後貴人の乳母となり良い暮らしができるようになったので、夫の行方を尋ねて従者(ワキ・ワキツレ)を伴い難波の浦に下っていく。
夫は落ちぶれて、居場所もわからなくなっていたが、ちょうどそこに芦売りの男(シテ)が現れる。
芦売りは難波の御津の浜や、春の美しい景色の様子を面白く舞いながら語って見せ、人々に芦を買うように勧めている。
その様子を見た妻は、芦売りが夫であると気付き呼び寄せるが、芦売りは落ちぶれた自分の姿を恥じて、小屋に隠れてしまう。
やがて二人は対面し再会を喜ぶと、歌で互いの心情を交わし合う。
芦売りは和歌の徳を讃え、喜びの舞を舞うと夫婦が連れ立って都へと帰って行くのであった。
■田蓑神社■
貞観十一年(869)に創建。
住吉三神と神功皇后の「住吉四神」が祀られている。
天正年間、徳川家康公この地に立ちよられた折、神崎川の渡船を勤めた縁により、後に幕府より隅田川下流の干潟を賜り、故郷の名をとり佃島と定め、田蓑神社の御分神霊(東京都中央区佃の住吉神社)を奉戴。
また寛永八年(1631年)田蓑神社内に、徳川家康公が祀られることになった。
開場は、開演の30分前
未就学児のご入場をお断りしております。
2022年10月30日(日):
日時 | |
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料金 | チケット料金:4000円 |
主催 |
山本能楽堂 06-6943-9454 |